タロット占いの本ですが、日本では鏡リュウジ三の本が、
人気があるようです。
鏡リュウジさんは、西洋魔術を本格的に研究されており、
その分野でも日本のトップレベルの人なのです。
そんな人が書いた本ですから、タロット占いの本としては、
優れているのもよくわかりますが、
もっと本格的なタロット占いの本を読みたいのであれば、
ゴールデンドーン(黄金の暁の会)という、
正当西洋魔術集団に属する魔術師が書いた、
タロットカードの本を読むことをお勧めします。
本来タロットカードは、占いよりも魔術的要素が大きく、
タロットカードを、魔術に関する本を少しでも読んだ人ならば、
多くのものを得ることが出来ます。
たとえば、逆さつりの男といわれるカードですが、
逆さつりをされている男の顔には苦痛がみれません。
実は、このカードには錬金術の紋章が隠されているのです。
ヒントは、男の縛られている手の形と足の組み方です。
これを良く見ると有名な形が浮き上がってきます。
ただし、これはウエイト版やマルセーユ版などの、
タロットカードであり、単に最近つくられたカードには、
このような秘密がぬけているものもあります。
また、タロットカードの本ですが、
クローリーという人が書いた、
タロットカードの本も西洋魔術から見た、
タロットカードの読み解きかたについて、
勉強できます。
少し厚い本ですが、本格的にタロットカードについて
勉強したいと考えているのであれば、
さえて通れぬ1冊です。